X JAPANのYOSHIKIさんのドラムパフォーマンスの一つに、自分が叩いたドラムを派手に破壊してしまうという過激なパフォーマンスがあります。
このドラム破壊のパフォーマンスはX JAPAN解散前から復活後の現在まで行っているもので、
今やX JAPANのライブの定番になっています。
そこで今回は、YOSHIKIさんのドラム破壊の理由は何なのか、また自らにドラムへの「飛び込み禁止令」を課したエピソードなどについて見ていきます。
YOSHIKIのドラム破壊パフォーマンス
「YOSHIKI=ドラムを壊す」という認識も持っている人も多いのではないでしょうか?
例えばX JAPAN解散前のラストライブでのドラム破壊パフォーマンス。
ファンなら誰もが知っていることだと思いますが、X JAPANはボーカルのTOSHIさんの脱退により1度解散しています。
この時のYOSHIKIさんは理性を失い何かに怒っているようにも感じられますし、やりきれない思い、悲しさ・寂しさもあるように感じます。
ドラム破壊そのものよりも、この時のYOSHIKIさんの心情を考えると心が傷みます。
その後hideさんの急逝、TOSHIさんの洗脳騒動などさらに辛い時期を経てX JAPANは2007年に再結成するわけですが、
復活後もYOSHIKIさんのドラム破壊パフォーマンスは続きます。
YOSHIKIさんは2018年にテレビ番組「マツコの知らない世界」に出演しましたが、
同番組でYOSHIKIさんは、「今までに破壊したドラムの数は100個ぐらい」と語っていました。
今やYOSHIKIさんはメーカーから「ドラムを壊してくれ」と頼まれ、壊す用のドラムをくれるのだとか。
YOSHIKIさんに壊してもらえるのなら仮に自分の作ったドラムを壊されても嬉しいかもしれませんね。笑
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YOSHIKIのドラム破壊の理由
では、YOSHIKIさんはなぜドラムを破壊するのでしょうか?
これに関しては一概には言えません。
ドラム破壊と一言で言っても、当時のX JAPANが置かれている状況、YOSHIKIさんの心情などによって理由は大きく変わっていきます。
例えば1990年代のまだHIDEさんがいてバリバリ活躍していた頃は、メンバーに気合が入っていない」という理由でキレて壊したこともあり、
その時はメンバーもさすがにびっくりしていたようです。笑
またドラム破壊ではありませんが、X JAPANのライブ後の反省会でヒートアップし、グラスを叩きつけて割ったところ手に大怪我を負ったこともあったみたいです。。
人生をかけて本気で音楽をやっているからこそ、感情が高ぶり怒りをぶつけてしまうこともあるんですね。
しかしX JAPANの解散ライブでのドラム破壊はそれまでの破壊とは意味が変わってきます。
先ほども述べましたが、この時のドラム破壊はやりきれない思いをぶつけた結果だったのでしょう。
再結成した以降のライブでのドラム破壊も、「メンバーに喝を入れる」といった理由での破壊ではなく、
これまで辛い経験を乗り越えたからこそ、内から溢れ出てくる様々な思いが交錯してドラム破壊に至っているのでしょう。
2010年には元メンバーであるTAIJIさんも急逝するという、さらなる悲劇が起こりました。
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近年のライブでは、亡くなったHIDEさんやTAIJIさんへの思いや、「今後さらにX JAPANは進化していくんだ」といった前向きな気持ちもありつつ秘めたる感情を解放しているのではないでしょうか?
また、幼い頃にお父さんを亡くしている事も影響しているのかもしれませんね。
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YOSHIKIさんのドラム破壊に対しては賛否両論あります。
「ドラムを壊すなんてもったいない」
「楽器を大事にしないなんて信じられない」
「破壊あってこその創造だ」
「YOSHIKIだからこそできるかっこいいパフォーマンス」
など、良くも悪くも様々な意見がありますが、YOSHIKIさんの心情を考えれば「楽器を壊すなんてもったいない」といった意見がいかに安っぽい意見であるかが分かると思います。
YOSHIKIさんのドラム破壊は安っぽい言葉などでは説明できない、芸術をも凌駕したものなのではないでしょうか?
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YOSHIKIは自らにドラムへの飛び込み禁止令も?
YOSHIKIさんがドラムを破壊したりダイブしたりするのは計画的なものというよりかは突発的な感情によるで、
しかもそれによって怪我をしてしまうこともあります。
そのため2009年に初の海外ライブを行いインタビューを受けた際には、
ドラムに「飛び込み禁止」の張り紙を貼ってあることを明かしました。
しかしそんな「飛び込み禁止令」の張り紙もライブでヒートアップしたYOSHIKIさんには通用しません。
結局多くのドラムを破壊してしまっているみたいですね。
YOSHIKIさんの感情が抑えられなくなるエピソードでいうと、子供の頃に台所に置いてあったマカダミアナッツ入りのチョコレートを見つけ食べてみたところ、
あまりの美味しさに止まらなくなり全部食べた結果、過剰摂取のため気絶してしまったというエピソードがあります。
後先のことなんて考えない、今を全力で突き進んで行く性格は子供の頃から既に形成されていたんですね。
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YOSHIKI以外にドラムを破壊するミュージシャン
「ドラム破壊」といえば真っ先にYOSHIKIさんを思い浮かべる人が多いと思いますが、
実はドラム破壊の元祖はYOSHIKIさんではありません。
「ドラム破壊の元祖」と言われているのは、THE WHOというバンドのドラマー・キースムーンさんです。
キースムーンさんは1978年に32歳という若さで亡くなっていますが、彼は「ローリング・ストーン誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のドラマー」で2位にランクインするほどの、
歴史に残るドラマーです。
キースムーンさんがドラムを破壊した時は全世界のロックファンが衝撃を受け、
そのパフォーマンスは「ドラム革命」とも呼ばれました。
その他の有名どころで言うと、NIRVANAのメンバーも毎回楽器を壊していましたし、
RED HOT CHILI PEPPERSのドラマー・チャドスミスもバスドラムを蹴飛ばすのが好きだと言われています。
このようにドラム破壊は日本ではあまり受け入れられないパフォーマンスではあるものの、海外のロックシーンでは比較的浸透しているパフォーマンスであることがわかります。
日本でのドラム破壊の先駆者はYOSHIKIさんでしょうね。
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まとめ
X JAPAN・YOSHIKIさんがドラムを破壊する理由をその時々のバンドの状況や心情から考察していくとともに、
YOSHIKIさんが自身に「ドラム飛び込み禁止令」を貸したエピソード、
またYOSHIKIさん以外にドラムを破壊するアーティスト、その起源について見てきました。
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