伝説のロックバンド・XJAPAN。
そのベーシストとして現在活躍しているのはHEATHさんですが、
X時代にTAIJIさんという伝説のベーシストがいたことを忘れてはいません。
今回は、TAIJIさんの音楽のルーツやベーステクニック、ベースソロやベースラインの特徴など、
彼のベーシストとしての魅力に迫っていきます。
TAIJIの音楽のルーツ
TAIJIさんの音楽のキャリアとしては、ほとんどのジャンルがハードロック・ヘヴィメタルですが、
固定観念に縛られない幅広いパフォーマンスを得意としています。
またバンドの底支えであるベースが乱れていては全体の演奏が成立しないということで、
自分は誰よりも練習していたと過去にコメントしています。
TAIJIさんは小学2年生でアコースティックギターをプレイし始め、3か月後のクラス会で人生初のステージを経験しています。
この時は映画「禁じられた遊び」のテーマソング「愛のロマンス」を演奏しています。
中学から高校にかけて家庭の事情からグレてしまいますが、音楽への情熱は失っておらずエレキギターを始めロックの世界にめり込むようになります。
このあたりがロックアーティストである彼の音楽性や破天荒さのルーツとなっているのでしょう。
同時にバンドも組み、アイアン・メイデンやレインボー、ディープ・パープル、キッス、モーターヘッド、LOUDNESS、子供ばんどなどのコピーに精を出しています。
当時ギタリストだったTAIJIさんは「TRASHトラッシュ」というバンドを結成しています。
TAIJIさんの作ったオリジナル曲でコンテストを勝ち抜き、ベスト・ギタリスト賞も受賞。
その後、友人のバンド「DEMENTIA」でベースをプレイしたことがきっかけで、ベーシストへ転向したことが現在のTAIJIさんの基となっています。
決して恵まれた環境で育ったわけではなく非行に走ることもありましたが、
それでもロックミュージシャンとしての覚悟と決意を貫いて大成功した精神的な強さを持っています。
それと同時に不安定さも抱えていましたが、それがまた彼のロッカーらしさであると思います。
TAIJIの日本トップクラスのベーステクニック
日本においてトップクラスのベーシストといえば、その一人にTAIJIさんは確実に入るでしょう。
ピッキング、チョッパー寄りのスラップ、タッピングなどすべてにおいて技術が高いといえます。
しかし本当にすごいところはバッキングの巧さとそれを考えるセンスにあると思います。
TAIJIさんは2歳の時に、父親が経営する工場の機械に誤って右手を突っ込んだ結果、中指の第一関節から上を失うという大けがを負っています。
そのため人差し指と中指を用いる通常の奏法ではなく、人差し指と薬指を持ちいた変則的かつ誰にも真似できない指さばきで演奏しています。
指引きと同じくタッピングにも薬指を使っており、中指をあるべき形でもっていて敢えて薬指を使う場合に比べて、その苦労の度合いは比較できるものではないでしょう。
慣れないうちは相当やり辛かったと思いますが、後年になってこのケガの影響で「逆に演奏がうまくなった」と語っています。
そんなハンデを抱えながらあれほどのパフォーマンスを発揮できていたのは凄いの一言に尽きます。
TAIJIさんは天才である前に、ひたすら努力の人だったと思います。
Xの中ではHIDEさんのテクニックも非常に高いものでしたが、TAIJIさんのそれは圧倒的で正直メンバーの中では頭ひとつ抜けていたと感じます。
Xはルート弾きを要求される曲が多いですが、それが勿体ないくらい彼の演奏技術は抜群でした。
TAIJIさんの影響でギターからベースに転向した人もたくさんいるかと思います。
日本のロックシーンにテクニカルベーシストを輩出するきっかけをつくってくれた偉大な人物です。
HIDEさんも天才的ですが、当時のXで1番技術とカリスマ性があったのはTAIJIさんだと思います。
それゆえにバンド中でも結局浮いた存在になり、YOSHIKIさんの手の内に収まりきらなくなってしまったのでしょう。
TAIJIさんがベースを弾いているとYOSHIKIさんのドラムが安定する傾向があります。
ベーシストがドラマーを上手くコントロール出来ているとうのは、相当ベースのレベルが高いことを意味しています。
彼と同等以上のレベルを持った日本人ベーシストは現時点でも正直いません。
TAIJIのベースソロやベースラインの特徴
TAIJIさんの演奏は、ずっと聴いていたくなる切なさと色気を放ちながら、それでいてメリハリのあるメロディーが特徴です。
彼の音色に憧れベースを始めた方もいらっしゃると思いますが、その高すぎる演奏技術にある種の諦めや嫉妬の感情を抱いたベーシストも数多くいるでしょう。
ギタリストでもある彼が奏でるベースラインに、聴いている人は感情を揺さぶられ、心を鷲掴みにされます。
まるでピアノを弾いているかのような芸術とも呼べるこのサウンドはいつまでも色あせることはないでしょう。
間違いなく、世界に通用する音を出していたと思います。
過去においても現在においても、TAIJIさんは日本で最高水準のベーシストであることは断言できます。
こんなに華があって人を魅了することが出来るカリスマベーシストを他に知りません。
スコア通り弾くことは練習すれば可能ですが、TAIJIさんの感情の籠ったベースフレーズは官能的で、アレンジャーとして称賛に値します。
ベース1本であれだけ魅せられる人が、今の日本にどれだけいるのか、そして今後出てくるのかは分かりません。
ベースソロをみていても練習不足からくるミスは殆どなく、天才的な彼がいかに努力を怠っていないかが分かります。彼のベースラインを聞いて、
自分の中のベースの概念が変わったという方も数多くいらっしゃると思います。
音楽にあまり詳しくなく、ベースが地味と思っている方にはぜひ彼の演奏を聴いて、観てもらいたいと思います。
曲中であれだけ存在感のあるベースを引ける人は中々いないと感じることでしょう。
だからこそバンド内で衝突もしましたし脱退してしまったと思います。
もしTAIJIさんが健在だったら、Yoshikiバンドと揶揄される「X-Japan」ではなく、攻撃的な「X」であり続けたに違いありません。
TAIJIさんのベースプレイはXに絶対必要なものでした。
一流ベーシストを超えて最早パフォーマーとも呼べる域に達していたTAIJIさんに、Xのメンバーとして世界を股にかけて活躍する姿をみせて欲しかったです。
今のロックを否定するわけではありませんが、当時の彼らに勝るバンドは少なくとも今の時代にはいない気がします。
まとめ
元Xの伝説のベーシスト・TAIJIさんの音楽のルーツからベーシストとしての魅力までを見ていきました。
昔からのXファンだけでなくXJAPANになってからバンドのファンになったという方も多いと思いますが、
そんな方々でもTAIJIさんという偉大すぎるミュージシャンがXというバンドを支えていたことをぜひ覚えておいてもらいたいと思います。
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