薫(Dir en grey)の使用ギターと演奏スタイル・音楽性

薫(Dir en grey)の使用ギターと演奏スタイル・音楽性

ビジュアル系ロックバンドの中でも絶大な人気を誇り、活動の幅を海外にも広げているDIR EN GREY。

 

今回はバンドのリーダーであり、ギタリストである薫さんに注目したいと思います。

 

薫さんの使用しているギターはどのようなものなのでしょうか。

 

また、演奏スタイルや音楽性も調査しました。

 

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薫(DIR EN GREY)の原点とDIR EN GRAY結成までの経緯

1974年、兵庫県に生まれた薫さん。中学時代に友人から借りたDEAD ENDの「DEAD LINE」を聴いたのをきっかけにバンドに興味を持ち始めました。しかし当時はギターではなく、ボーカル志望だったようです。

 

ギターに目覚めたのは、初めてX JAPANのライブを観て、HIDEさんに憧れてからなのだとか。そこから薫さんのギターと共に歩む人生がスタートしました。

 

高校卒業後は簿記の専門学校に入学するも中退。2年ほどニートのような生活を送っていましたが、二十歳の頃から本格的にバンド活動を行うことになります。

 

KAORU名義でのCHARM、La:Sadie’sなどのバンドで活動の後、1997年にDir en grey (現在の表記では「DIR EN GREY」)を結成。1999年にX JAPANのYOSHIKIさんプロデュースによってメジャーデビューしました。

 

YOSHIKIさんと対面した際は、「ギターの弾き方がHIDEに似ている」と言われ、涙を流したそうです。憧れだった存在の言葉には、薫さんもさぞ胸が熱くなったことでしょう。

 

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薫(DIR EN GREY)が使用しているギター

DIR EN GREYの薫さんは基本的にESP社のギターを使用しています。ビジュアル系バンドの中でもESPを使用しているバンドは多いですね。

 

薫さんの特徴としては、近年では7弦ギターをよく使用しているのが見受けられます。

 

それでは薫さんの使用していたギターをいくつか見ていきましょう。

 

ESP K-GA

引用元:https://espguitars.co.jp/artist/kaoru/index_end.html

 

 

タツノオトシゴを意識した様な独特なシェイプをしたこちらのギターは、DIR EN GREY初の武道館ライブで登場して以来、薫さんの代名詞とも言える存在でした。

 

ESP D-KV

引用元:https://espguitars.co.jp/artist/kaoru/index_end.html

 

 

こちらは先程のGanesaの後を継いだメインギターです。

2011年以降、薫さんは7弦ギターをメインで使用している為、近年では使用している姿をあまり見かけなくなってしまいました。

 

ESP D-KV-7st

引用元:https://espguitars.co.jp/artist/kaoru/index_end.html

 

 

 

引用元:https://espguitars.co.jp/artist/kaoru/index_end.html

 

 

こちらのギターは7弦メインのdum spiro speroをリリース後に制作されました。

 

パープルのドクロがボディに浮かび上がり、カッコいいです!

 

薫さんがタトゥーで入れている「JAPANESE ZOMBIE HEROZ」の文字も見られます。

【参考】薫(DIR EN GREY)の髪型とファッション【タトゥー・メガネなど】

 

薫さんの使用ギターは他にもESPのHORIZON CUSTOMやMA-300、VPシリーズなど。ESP以外にもGibsonのFLYING-Vなども使用しています。

 

ライブやレコーディングに合わせてさまざまなギターを使い分けているのですね。

 

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薫(DIR EN GREY)の演奏スタイル

DIR EN GREYはツインギターの形式を取っており、もう1人のギターのDIEさんが基本的には上手(かみて)、薫さんは下手(しもて)のポジションで演奏をしています。

 

基本的にはDIEさんがリードギターを担っているようですが、曲によって役割やポジションが変わるようです。

 

薫さんがソロのパートを演奏することもしばしば。こういった自由度の高さもDIR EN GREYっぽいですね。

 

DIEさんがストラップを極端に長くしていて低い位置で演奏しているのに対し、薫さんはわりと高めの位置でギターを構えるスタイルです。

 

ライブでは京さんがほとんどMCをしない為なのか、薫さんが客席を煽ることもあり、曲中には激しいヘドバンもしています。

「頭は振るためにある」という名言もあるほどです。

 

演奏技術面に関しては、ファンから「あまり上手くないのでは」という辛口な意見も出ており、薫さん本人もギターテクニックに関するインタビューで「全然上手くなんてないですよ。

 

俺の場合は、雰囲気です(笑)」と答えている場面もあります。

 

実際にライブ中に演奏をミスしたり、ピックを落とすこともあったようです。

 

ただ、薫さんは2014年ごろから右手に手指機能障害と神経麻痺を患っており、指の不調による影響が出ていたとも考えられます。

 

2015年にはテープで指とピックを貼り付けて演奏もしていたので、病状は心配ですが、ギタリストとしての執念とプライドを感じますね。

 

また、辛口ファンの間でも薫さんのリーダー力や作曲能力の評価は高く、ものすごいギターテクで唸らせるというよりは、人間的な部分を含めて総合的に魅力的なギタリストであると言えそうです。

 

薫さんが憧れているHIDEさんも、どちらかというと人柄やキャラクターを含めての魅力が強いギタリストだったので、そういった部分で似ている面もあるのかもしれません。

 

ファンの間でボーカルの京さんが「殿」と呼ばれることがあるのに対し、薫さんはお世話係を連想させる「爺」と呼ばれることもあり、薫さんが愛されているキャラクターであることも伺えます。

 

薫(DIR EN GREY)の音楽性

薫さんがHIDEさんのファンであったことからもX JAPANの影響力は高く、音楽性の根底にも影響していると考えられます。

 

他にも、パンテラ、ナイン・インチ・ネイルズ、ミニストリーなど、多くのメタル系バンドから影響を受けたと

語っており、

DIR EN GREYがコテコテのビジュアル系としてのデビューから海外でも通用するメタル系バンドと

して成長してきた軌跡も頷けます。

 

DIR EN GREYの音楽やメンバーのビジュアルは常に進化をしており、この先もさまざまな進化を続けることが予想されるので、どのように化けるのか楽しみですね。

 

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まとめ

以上、DIR EN GREYの薫さんの使用ギターと演奏スタイル・音楽性についての調査でした。

 

今後もDIR EN GREYと薫さんの活躍から目が離せませんね!

 

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