シドのボーカリスト・マオさんといえば2013年頃に喉の病気を患ったことで有名ですが、
マオさんが患った病気とはどのようなものだったのでしょうか?
今回は、シドのマオさんが声が出ないほどにまでなった病気の正体やその病名とされる「メニエール病とは?」といったことについて見ていきます。
マオ(シド)は病気で声が出なかった?
2003年にシドを結成し2008年にバンドでメジャーデビューを果たしたマオさんですが、
2010年までマオさんは歌も作詞も独学で行っていました。
マオさんの詳しい経歴についてはこちらを参照
→マオ(シド)の本名や年齢、すっぴんは?日村に似てるというのは本当?
しかしマオさんは「このままでは勿体無い」との思いからボイストレーニングに通うことを決意し、
ボイトレ教室に通うようになりました。
しかしハードなボイストレーニングを行ったことによって負担がかかり、
2012年頃には一時喉を壊しかけてしまいます。
そして2013年、マオさんは「メニエール病」という病気にかかり、めまいなどの症状が出るようになります。
メニエール病とは激しいめまいや難聴、耳鳴り、耳閉感といった症状が同時に出る病気で、
厚生労働省の特定疾患にも指定されている病気です。
またこのメニエール病の主な症状に加え、
吐き気や嘔吐、冷や汗、動悸、寒気や暑さを異常に感じると言った症状も付随して出てくることもあるのだとか。
メニエール病は30〜50歳ぐらいの女性にかかることが多いとされていますが、
近年では男性でもかかる人が増えているのだそうです。
メニエール病の主な原因としてはストレスや睡眠不足といったことが挙げられます。
またメニエール病にかかりやすい人のタイプとしては、
痩せていて几帳面な人がかかりやすいのだとか。
確かにマオさんは痩せていますし、
自分の歌手活動のことを真剣に考えボイトレ教室に通ったり、喉を壊しかけるほどのハードなトレーニングを行っていたところを見ると、
性格に関しても几帳面で真面目な人だということが伺えます。
このようにメニエール病は大変症状の重い病気であることがわかりますが、
なんとマオさんは周りに病気のことを打ち明けていなかったそうです。
「メニエール病」と診断された時はマオさんは大変なショックを受けたものの、
当時シドは別そアルバムをリリースしたばかりで10周年ライブを控えており、
メンバーやファン、スタッフに迷惑をかけたくないとの思いから
隠していたのだとか。
さらにその後、マオさんにさらなる悲劇が襲います。
それは、「ポリープ」もあることが判明したこと。
これまでにも多くのボーカリストがポリープに苦しめられてきましたが、
マオさんはメニエール病に苦しめられている最中に診断されたので相当辛かったことでしょう。
ポリープとメニエール病について調べてみたところ2つの病気の間に特に関連性はないみたいです。
なのでマオさんは本当に運悪くこれら2つの病気にかかってしまったんですね。
そしてマオさんは病気の治療に専念することを決心。
ポリープ、メニエール病ともに完治させるための治療法に乗り出します。
マオ(シド)の病気は完治した?
マオさんはメニエール病になってから2年経った後、
ブログで自分自身が病気になっていたこと、そして治療をしていたことを発表しました。
大切なファンのみんなへ。
今日は大事な話があって、このブログを書いてます。
少し長くなるけど、よかったら最後まで読んでほしい。
「言う」「言わない」で悩み続けた、この二年間のことを。
始まりはちょうど二年前の今頃。
たまにめまいが起こるようになって。なんとなく疲れてるのかなぁって感じで様子を見てたんだけど。
あまりにも頻繁に起こるようになってきたから病院へ。
診断結果は「メニエール病」というものでした。
まさか自分が…って気持ちだったし、はじめは凄くショックだった。
当時はベストアルバムのリリースから間もない時期で、大事な横浜スタジアムのライブだって控えてた。
何よりシドの十周年に絶対泥を塗りたくない!
メンバーやスタッフ、ファンのみんなに迷惑をかけたくない!
急がなきゃって気持ちを抑えて、決まってたスケジュールを乗り越えながらも治療に専念。そんな日々だった。
お医者さんの勧めで、大嫌いな運動やトレーニングを始めたのもこの頃。
そのかいあってか、夏ごろにはだいぶ落ち着いてきて。
シドは夏の野外ツアーへと向かったんだけど。
ここで二度目の試練。
ツアー二本目、宮城公演前夜。
ウイルス性の胃腸炎にかかって、一睡もできないぐらい辛い夜がきて…明けて。
当日も朝から点滴打ったりしたんだけど、やっぱりダメで。
熱は40度を超えてた。
それでもステージは待ってくれない。
一曲目から最後まで、野外の暑さも重なって意識はもうろうと、気力だけで戦ったライブだった。
遠くの方から聞こえてくるファンのみんなの声援だけがたよりだった。
野外ツアーセミファイナル。
富士急公演初日。
それまでの無理がたたって、負担がすべて喉にくるっていう。最悪の流れに。
リハーサルから「今日…無理なんじゃないかな」って本気で感じた。凄く怖かった。
辛くて辛くて、投げ出しそうになったけど。
やっぱり助けてくれたのはファンのみんなの声で。
一緒に歌ってくれたり、補ってくれたり。本当に心強かったよ。
その日はなんとか歌いきって。
ツアーファイナル、喉の状態は奇跡的に少しましになってて。
予定通りツアーは終わった。
東京へ戻っても喉の違和感は無くならず。すぐに病院へ。
かばいながら歌い続けた代償は。
三度目の試練。
「声帯ポリープ」と診断された。
なんでおればかり、なんで立て続けに、って。辛すぎて逆に笑えてきた。
嫌というほどに 繰り返して
それでもまだまだ 与えるのか
試練の日々よ
諦めない強さなら
それなりに平等だけど
振り絞ったよ
今にもダメになりそう
シングル「ANNIVERSARY」はこの頃にリリースされたよね。
大好きだったタバコを辞めたのもこの頃。
ここで大きな壁。
アルバム「OUTSIDER」のレコーディングが迫ってたってこと。
ポリープを切っちゃったら最低でも三か月は歌えなくなるし。
悩んで悩んで。
決断。
喉の爆弾を抱えながらも、どうしても無理な日は歌録りを別日にずらしてもらったり。
歌に対しては負けず嫌いなおれが、レコーディングを中断したのも初めての経験だった。
それでもなんとか色んな人の支えがありながら、無事にレコーディング終了。
おかげさまで納得のいくアルバムが完成した。喉、よく最後までもってくれたよ。
内緒にしてたからびっくりするかもしれないけど。
2014年は声帯ポリープの手術から始まった。
4月からスタートするロングツアーまではわずか三か月。
どうしてもそれまでに完治させる必要があった。
切ってすぐは三日ぐらい筆談しかできなかったから、Twitterなんかで届くみんなからの何気ない声が嬉しかったなぁ。
病院の先生、ボイトレの先生をはじめ、サポートしてくれた方たちのおかげで、術後はみるみるうちに完治へ向かって。
全国ツアー、スタート。
長いツアーだったけど、喉の心配はほとんどなく、それどころか日に日に歌うことが楽しくなっていって。
無事にツアーファイナル。
その直後、ムックとのツーマンライブの頃からかな。
また歌声に違和感を感じるように。
凄く怖かったしもうトラウマみたいになってたけど。
病院へ。
そしたらなんと、今回はしっかりとした発声を繰り返していけば、必ず完治するものだという診断で。
光が差した。
病名が無いほどの、ちょっとしたきっかけで誰もがなりうる一時的な症状で。
現に今元気に歌ってるアーティストさんの中にも、過去にこの症状を通った人が沢山いらっしゃる。
先生が神様に見えたよ。
もちろん声帯にはまったく異常なし!それどころか状態は以前よりかなりよく。キーもいくつ上がったことやら笑。
何よりその症状のスペシャリストみたいな先生と組んで、今も状態は日に日に良くなってきてます。
だけど去年のライブまではまだ少しバラつきがあったのは事実で、不調な日には沢山の心配の声が寄せられて。
その声があまりにも多かったから、このブログを書いてます。
あとは、ずっと隠してきた過去の試練を知ってもらうことで、「弱いマオ」も共有してもらうことで、初めて今の「強くなったマオ」を知ってもらえるし。
これから先もシドとシドファンのみんなで、お互いが最愛の関係で一緒に歩いていきたいなって。
素直にそう思ったからです。
本当、心配かけてごめん。
そうだ、もちろんメニエール病はすでに完治してます。ご安心を。
長かった二年間。
ずっと我慢して、乗り越えて、やっとこのブログを書けてること。
凄く怖かったけど、今は凄く嬉しいです。
もう大丈夫!
一緒に暗闇の出口を探してくれて、ありがとう。
あとは這い上がるだけ!!
引き続き、応援宜しくお願いします!
最近また寒くなったから、みんなも風邪とか引かないように気をつけてね。
次逢うときは新しいおれで。
お互いベストな状態で最高の再会を!
出典: ameblo.jp
ブログの投稿を見てわかる通り、今はメニエール病、ポリープともに完治しているみたいなので本当に良かったです。
苦しい病気になりながらも周りのことを第一優先に考え打ち明けられずにいたというのは
聞いてる方も辛い気持ちにさせられるエピソードです。
どれだけ真面目な性格なんだ・・
重い病気であることを周りに打ち明けて説明すれば多少ライブやツアーの日程がずれてもメンバーやファンも怒らないでしょうし、
マオさんのことを理解してあげれたはず。
無理して活動を続けてさらに重症化でもしていたらもっと大変なことになっていましたから、
周りに迷惑をかけたくないというマオさんの気持ちはわかりますが、
今後は苦しい時は「素直に周りに頼る」と言ったこともしてほしいと思います。
何はともあれ今は治っているみたいで良かった。。
これからはあまり無理せず、自分の健康第一に考え、
その上で、シドのボーカリストとしてのかっこいい姿を私たちに見せ続けてほしいですね。
【関連】マオ(シド)の髪型画像とファッション【ブランドもプロデュース?】
まとめ
シドのマオさんが声が出ないほどの病気になったこと、
そしてマオさんを襲ったとされるメニエール病やポリープといった病気、
さらに治療にいたるまでのマオさんの苦悩について見てきました。
声を使う仕事である以上、アスリート並みに喉に気を使っていかなければならないわけですから、
そういった仕事をしていない人では想像もつかないような苦労があるんですね。
シドが出演するルナフェス2018の詳細はこちら。
→ルナフェス(LUNATIC FEST)2018の出演者一覧【随時更新】
コメントを書く